幻となったカサンドラ支援

昨年のちょうど今頃、私はめずらしくひどい風邪をひき丸5日間寝込みました。気力と持ち前の体力で風邪をはね除け続けてきたんですか、さずがにもう年だなとしゅんとしてしまいました。熱は幸い出なくて良かったんですがとにかく喉が痛くて声が出せなくなり、身体もだるく動くのも辛かったので、これはもう仕方がないとあきらめ、風邪が治るまでおとなしくしていることにしました。

私はその時タイトルの「カサンドラ支援」要するにカサンドラに悩む人たちが集い、気楽に情報を交換したり悩みを相談し合える場所を作ろうと準備していました。居場所づくりということです。やはり一人で苦しまず仲間を作って共に乗り越える、そういう場があるといいと思ったし、私たちたくさんのカサンドラの声を社会に届けて、アスペルガーについて誤解されている部分を解明してもらい、より良い社会になっていくといいなと、そんな活動をしていきたいと思ったのです。

↑マザーテレサか!!って突っ込みたくなっちゃった(笑)ここまで書いて。

でも5日間の風邪での休息でそれは足止め状態になりました。で、やることもなくそもそも身体もだるいし、ゴロゴロ寝たり起きたりしながらこれからのことを考えていました。
私は本当にその事業(カサンドラ支援)がしたいのか。どこかで「自分を認めてもらうために」「誉められるために」そして「それによって自分で自分に自信をつけるために」という、そんな下心!?があって、やろうとしているんじゃないのか。
そこで自分に問いかけました。私は例えば今みたいに体調を崩している時でも、その事業をするか。どうしてもやりたいと思えるか。
答えは「NO」でした。

私はこれまでいつも他者からの賞賛を得たくて、誉められたい、認められたいという承認欲求にすがるようにして、人間関係をつくってきました。どうにかして自分に自信をつけて、世の中堂々と、幸せになって生きていきたいと思ったからです。
だけどそれは、間違った考え方でした。
自信とか、承認、自分を認めるというのは、他人から与えてもらうのではなく、自分で持つものであること。
他人を軸に考えるんじゃなくて、自分の軸に正直に従うこと。
私は自分の正直な気持ちに嘘をついていました。
本当は人のためなんかに動きたくなかったのです。
それと本来の自分の頑張り、なんていうか本当の私の力強さ。
そんなことも分かっていませんでした。

アスペルガーの夫と暮らすことは私が感じているはるかに精神的な不安定さが高いことを知りました。そりゃあそうですよね。昨日の記事でも書きましたが、忖度(そんたく)できない=気持ちを想像できない、そのためコミュニケーションも取れないような人が旦那さんとして側にいるのだもの。ずっと無理をしていたんですね私。
でそんな中、今までやってこられたこと、生きてきたこと、それはとても凄いことなんだと、気がつきました。
誰かの賞賛を得なくても私、すごくがんばってきたんですね。
だからもう、がんばらなくていいし、がんばってはいけない、むしろ無理をせず自分のことを一番に優先してワガママに生きよう、生きていいんだと決意しました。
だからカサンドラ支援はやらない。
やるのは私のためだけに。クライアント様はこのわたし。
人のためにはもう動きません。誉められる必要ないから。
私が気分よく過ごせることを徹底しておこなおうと思いました。

結果風邪で寝込んでいる間私の娘が食事作りや洗い物をすべてしてくれ、
それがきっかけで娘はますます料理好きになりました。
私は布団でその時流行っていた恋ダンス♪の動画ばかり見ていたので、すっかりフリを覚え、踊れるようになりました(笑)
風邪が治ってからは、たくさん美味しいものを食べることができたし、
行きたかった所にも、いっぱい行けました。
自分の心に正直になって、なにもがんばらなかっただけで、
こんなに良いことばかりあるとは、初めての経験でした。
で味をしめて(笑)、今年1年このやり方を貫いて、
素晴らしく、楽しい年になりました。

カサンドラ支援はできなかったけと・・・
あのまま、無理して動いていたらどうなっていたか。
また去年の今頃風邪をひかなかったら今どうしていたか。
私は良い決断をしたと思っています。

カサンドラ支援は、じぶん支援。
これからも丁寧に続けていきます。


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by 20170411mai | 2017-12-03 19:15 | 妻カサンドラ | Comments(0)